彼らは、いつもわたしとは関係のないところで激しく言い争いをしている。よくよくきいてみると、わたしとは関係のない話題、例えば子どもの頃にあんなことがあったとかこんなことがあったとか、昔ばなしから最近の話まで話題にしては誹謗中傷や心ないことを言い合っている。

 彼らの「真実の声」は、パーシーは姉のビアトリスを、チャーリーは妹のアイリーンを、それぞれ愛しすぎている。そして、いまのこの状況をどうにかしたがっている。

 そのことを知っているだけに、わたしの方がつらく苦しくなってくる。

 そんな彼らの様子を見ていられなくなる。