無能者だからと離縁された私は、「野獣王」の生贄妻となりました~じつは無能ではない私。あらたな旦那様の「真実の声」が可愛すぎて幸せ満喫中。クズな元夫と義姉は絶対に許せないので破滅してもらいます~

「お口に合うといいのですが」

 執務机の上に置く。

「ふんっ! 子どもではあるまいし、おやつでよろこぶわけがなかろう」

 今日も彼の皮肉が飛んでくる。

 それでもいい。皮肉だろうと嫌味だろうと悪口だろうと、なにかしら口に出すのはわたしに関心があるから。

 それに、彼の本音は違うことがわかっている。