無能者だからと離縁された私は、「野獣王」の生贄妻となりました~じつは無能ではない私。あらたな旦那様の「真実の声」が可愛すぎて幸せ満喫中。クズな元夫と義姉は絶対に許せないので破滅してもらいます~

 そうしていま、カフェにいる。

 カフェに行ってからもひと騒動だった。

 ヴィクターが「店内の席にひとりで座る」というところを、パーシーとチャーリーがテラス席に座るよううまく言いくるめ、もとい勧めた。結局、テラス席でわたしといっしょのテーブルに座った。

 親衛隊の隊長や隊員たちは少し離れた席に陣取り、パーシーとチャーリーはいっしょのテーブルについた。

 しょっちゅう来ているので、カフェの可愛らしい店員さんは慣れているみたい。

 注文もなにも取らないままで、しばらくしてレモネードと「本日のケーキ」であるチョコレートケーキが運ばれてきた。

 カフェじたい初めての経験であるわたしは、なにもかも新鮮でめずらしい。