「ありがとうございます。是非、お願いします。それと、夜着を貸していただいてありがとうございます」
「男物で申し訳なかったですね。大きかったでしょう? おれがまだ一度も着用していない物ですから」
「チャーリー、申し訳ありません。夜着ですから、かえって大きい方がよかったです。お蔭様でラクに眠れました。ラクに眠りすぎて、起きたらお昼をすぎていたというわけですね」

 冗談めかして言うと、二人はいっせいに笑声を上げた。