魔王の城内へ入るなぎさと、アリシア。そこには魔王の城の家政婦長でセイレーン族のエミリア・スワロウという女性魔族がいた。メイドさんの恰好をしていた。黒髪ストレートヘア。言葉遣いが丁寧だった。なぎさを見て「とてもお美しい」というエミリア。なぎさの茶髪、茶色の目がとても美しいという。魔族には茶髪に茶色の目のものがいないのだった。茶髪に茶色の目は人間にしかいない。しかも異世界では人間でも珍しいということだった。アリシア、エミリアとともに、魔王の城王広間へと行くなぎさ。玉座に君臨しているのは魔王スサノオだった。スサノオは黒髪の長髪、切れ長黒目の俺様イケメンだった。漆黒のスサノオといった。それでも魔王の花嫁になることを躊躇するなぎさだった。スサノオの隣には皇后櫛稲田姫がいた。こげ茶色の長いストレートヘア。垂れて大きい青い目。ティアラを頭につけ白いドレスに白いグローブをしていた。人間が魔王の花嫁になることに反対する少年がいた。金髪で長髪、碧眼だった。青い服を着、剣をおびていた。あざとかわいい感じだった。少年は実は女の子だった。少年のような女の子は人間が魔王の花嫁になることに反対していた。川田なぎという少女が自分も人間でスサノオの婚約者だ、といった。川田なぎは、なぎ様と呼ばれていた。黒髪ストレートヘア、前髪も、横髪も後ろ髪も長い。黒目。少年のような女の子はなぎ様は人間の国で差別にあっていたし、預言者だ、といった。少年のような女の子はなぎさに勝負を挑む。反対するエミリア。櫛稲田姫は受諾する。スサノオも受諾。スサノオはエミリアとアリシアになぎさに何かあったら命をかけて守れと命ずる。エミリアは承諾。なぎさは少年のような女の子と決闘することとなった。狼狽するなぎさ。少年のような女の子は剣を抜く。女の子は宙へあがっていく。女の子は剣をふるい、剣から炎の竜を出現させ、自分のまわりにとぐろをまかせる。女の子は剣をふるい、炎の竜をなぎさへと赴かせる。慌てふためくなぎさ。出ようとするエミリアをアリシアがとめる。なぎさへと向かう炎の竜。なぎさは、無意識に右手を出す。炎の竜はなぎさの右手に吸い込まれるかのように消失するのだった。ほくそえむスサノオ。びっくりするエミリア。


