帷くんは秘め事が大好きらしい



片手でスマホ持ち、指を滑らせる。

入力OK! 

まどか先輩へ、送~信!


……しようと思ったのに。

俺の耳に飛びこんできたのは、校舎で見えない女子達の会話。


それがとんでもない内容で。

――うそでしょ?

動揺から、俺は×を長押ししてしまった。



あぁ~ 入力した文字が消えていく……

まだ送信ボタンを押してないのに……


なんて悲しんでいる場合じゃない。

えっ、今の情報って本当?

俺の聞き間違えだよね?


『まどか先輩は、副総長と付き合ってる』なんて。