朝からステラの笑顔を見たと大はしゃぎのジオは端的に言うとウザくて、ルキナはイラついていた。 嫁が一つ笑ったくらいで大げさなのだが、ステラの笑顔は貴重だとルキナも心得ていた。 「ルキナ、食堂行こう」 「はいはい、ステラがいるんだろ」 「そう、サーシャに前から誘われてたらしくて。今日から働いてみるって」 ジオがルキナにボコられたことなどすっかり忘れて食堂へ歩いていくので、ルキナもつき合った。口は悪いが意外と付き合いが良いからルキナとの縁は長いのだ。 「ジオ様、お疲れ様です」