騎士団の食堂で、ご飯を提供する魔法を日々奮っているサーシャは人にご飯を食べさせるのが生きがいだ。 ジオがご飯を運んで行ってしまうので、可愛い花嫁ちゃんが一向に食堂に顔を出してくれなくて拗ねていた。 「ステラはあんまり外に出たくないみたいだから」 「押し込めてるの間違いだろ?」 「ねー!ルキナちゃんもそう思うよねー?!」 「してないって!!」 好きなことを言い始める母親と幼馴染にジオは否定を重ねる。 鍵をかけているわけではないが、ステラは本当に外を出歩かない。