ステラが恥じらってパシャパシャを止めてしまったので、ジオはもっとステラを喜ばせてあげたくなってしまった。 「ステラ、さっき約束した魔法見せるね」 「盾魔法ですか?」 ジオがステラの手を握り直して、反対の手で指をパチンと一度鳴らした。 ステラはどこで魔法が起こったのかわからなくて、きょろきょろ見回したが、何も変化は見当たらなかった。 「どこに……」 「見えないけど、ここに一歩上がってくれる?」 「一歩、上がる?」