偶然にも生放送をしているテレビ局は実家からそこまで遠く無い。
多分、タクシーで10分もかからないだろう。
でも、会えるだろうか?
退院してからは何の繋がりもない…。
連絡先も、もちろんメッセージアプリのIDだって知らないのだ。
薬を渡せる確証は無い。
だけど、頭が痛いのを知ってしまった手前、この薬を彼に届けなければと、よく分からない使命に駆られる。
「おじいちゃん、ごめん行って来るね。」
寝ている祖父にそっと言って立ち上がり実家を出る。
今からタクシーに乗れば番組の終わりの時刻にギリギリ間に合う。
どこか出待ちの場所があれば、もしかして通り過ぎる時に気付くかも。
何の確信もないまま走り出す。タクシーを捕まえテレビ局に急ぐ。
たまたま乗ったタクシーの運転手が、芸能人を乗せた事があると、多分帰りは北口から出るんじゃないのかと教えてくれた。
テレビ局に着くと出待ちのファンが一つの入口に集中しているのが分かる。
こんなに沢山の人が出待ちしてるんだ…。
それを見て心菜は急に怖気付く。
蓮さんだけじゃ無く他のアーティストの追っかけだっている。
にわかファンの私が立ち入る場所は
無い…。そう思うと気持ちが一気に冷静になる。
多分、タクシーで10分もかからないだろう。
でも、会えるだろうか?
退院してからは何の繋がりもない…。
連絡先も、もちろんメッセージアプリのIDだって知らないのだ。
薬を渡せる確証は無い。
だけど、頭が痛いのを知ってしまった手前、この薬を彼に届けなければと、よく分からない使命に駆られる。
「おじいちゃん、ごめん行って来るね。」
寝ている祖父にそっと言って立ち上がり実家を出る。
今からタクシーに乗れば番組の終わりの時刻にギリギリ間に合う。
どこか出待ちの場所があれば、もしかして通り過ぎる時に気付くかも。
何の確信もないまま走り出す。タクシーを捕まえテレビ局に急ぐ。
たまたま乗ったタクシーの運転手が、芸能人を乗せた事があると、多分帰りは北口から出るんじゃないのかと教えてくれた。
テレビ局に着くと出待ちのファンが一つの入口に集中しているのが分かる。
こんなに沢山の人が出待ちしてるんだ…。
それを見て心菜は急に怖気付く。
蓮さんだけじゃ無く他のアーティストの追っかけだっている。
にわかファンの私が立ち入る場所は
無い…。そう思うと気持ちが一気に冷静になる。



