誰にも言えない秘密の恋をしました       (この唄を君に捧ぐ)

そこからはもう、この子を守る為にどうするべきか考え始めた。

仕事をしながら、頭の半分以上はその事で占めていく。

彼に告げずに去る事を考えると、胸が締め付けられ涙が溢れそうになる。
だけど…

この子を守たい。
その気持ちだけで突き動かされる。

そして、ある事を思い出す。

ちょっと前に、LAの病院で看護師のインターンシップを募集していると田中師長が話していた。

昼休みに急いで田中師長を探す。

「田中師長、ちょっとお話し宜しいですか?」

「あら、ここちゃん。お疲れ様。どうしたの慌てて。」

「あの、私…インターンシップの看護師募集の件でご相談したいんですけど…。」

田中師長は親身になっていろいろと教えてくれた。

インターンシップで働けるのは3ヶ月間のみ。その後、その病院で働く事を選ぶか戻るかは自分次第だと言う事。

今からならギリギリ間に合うと師長は言う。

「多分定員割れをしていたはずだから、今からでも大丈夫だと思うわ。
電話して問い合わせて見るけど、多分、スケジュール的に、今週いっぱいで行かなくちゃいけなくなるけど大丈夫?」

突然の参加だから急な事になるのは仕方ない。

「はい、大丈夫です。」

蓮さんの為にも離れるべきなんだと、自分自身に言い聞かせる。