誰にも言えない秘密の恋をしました       (この唄を君に捧ぐ)

「大丈夫。大した事無いよ。」
私は気丈にも微笑みを見せる。
 
「…分かった。ちょっと朝食買いに行って来るから、それまで大人しくベッドにいてくれ。」
と、念を押して彼は毎朝のジョギングに出かけて行った。

私はポケットに隠した妊娠検査薬をもう一度見る。

守らなければ、この小さな命を。
この瞬間、母として強くならなければと決心する。

誰にも言えない…。

この子を守れるのは私だけ。