誰にも言えない秘密の恋をしました       (この唄を君に捧ぐ)

こんな姿、蓮さんに見せたら心配されてしまう。しばらく泣いて放心状態になっていたが、時計を見てやっと思考が動き出す。

彼が帰って来る前に、気持ちを切り替えなければと風呂場に駆け込む。

熱いシャワーを浴びる。

すると、今度は目の前が真っ白になり、スッと血の気を失い冷たいタイルにしゃがみ込んでしまう。

貧血?
サァーと遠のく意識の中で…生理でも無いのに…なぜ?と思う。

しばらくその場を動く事も出来ず、ボーっとしてしまう。

数分後、ハッと気付いて我に戻り、なんとか立ち上がり再びシャワーを浴びる。

…そう言えば…最近、生理が、来てない…?

そう思ったとたん、ドクンと心臓がやたら大きな音を立てて動き出す。

最後になったのはいつ!?

…確か、生理痛が酷くて、自室のベッドで寝込んだ日だ…

蓮さんがやたらと心配して、足が冷たいせいじゃ無いかって…ネットで湯たんぽを買ってくれた。

…もこもこの羊のカバーが付いた湯たんぽ…
その後、足が早く温まるようにって…足をマッサージしてくれた。

思い出されるのは幸せで、愛されている記憶ばかり…

涙を堪えながら必死で考える。
あれは何日だった?

クリスマス前だ…。

そう思い出し、また血の気が引く。

壁に手を付きなんとか体勢を整えながら、今は2月…、1カ月以上も生理が来ていない事に気付かされる。

年末年始は忙しかったから…そんな事でいい訳出来ないけど…

普段から不順だったし気にも留めてなかったけど…。

もしかしたら…と脳裏を掠める思い…

検査しなくちゃ。