誰にも言えない秘密の恋をしました       (この唄を君に捧ぐ)

この恋は誰にも言えない恋だから?

蓮さんを独り占めするのが後ろめたいから?

私がまだまだ蓮さんに釣り合わないから?

蓮さんがどう生まれ育って来たか知らないから?

「心菜、何考えてる?
出来るのならば心菜が思ってる事全てを知りたい。」

蓮には何でもお見通しだ。

「俺が…こんな仕事をしてるから信頼出来ないか?
俺の家族の事とか…まだ話していない事もある。無視し続ける訳にもいかないから、今、やっと動き出している。」

ブンブンと心菜は首を横に振る。

「ご家族の方と和解出来れば良いですね。
私、蓮さんの事は信じてる。不安に思うのは私自身の自信の無さだから…。」

蓮を見上げて寂しそうに笑うから、

「俺は心菜を凄いと思うし、尊敬してるんだ。コンサートでも言っただろ。
人の生死に携わる誰よりも尊い仕事を心菜はしてる。もっと誇りに思うべきだ。」

「ありがとう…。
蓮さんの音楽もそれ以上に沢山の人の心を救ってると思います。
私だってその1人です。」

ハッと笑って蓮が意地悪な顔をする。

「その敬語はワザと?俺はキスする口実が出来て嬉しいけど。」
そう言って、深い口付けを落とす。