誰にも言えない秘密の恋をしました       (この唄を君に捧ぐ)

また1人になって屋上のベンチで歌を聴く。

ああ、良い歌詞だ。

今の私にぴったりでまるで蓮さんから励まされているような気になってくる。

蓮さんに会いたい。

そう思うと居ても立っても居られなくて、走って電車に飛び乗り、蓮さんのマンションに向かっていた。

まだ帰っていないだとか、いつ帰って来るだとか、考える余地も無く。

ただただ、会いたくて。

抱きしめて欲しかったのかもしれない。

夕飯を作って待ってみる事にした。

山田先生から借りた曲をひたすら聴きながら待っていたら、いつの間にか眠ってしまっていた。

気付いたら蓮さんが帰っていて、ぎゅっと抱きしめてくれてやっと生き返った気がした。

そして、本人の生歌を聴きながら眠りに着くと言う贅沢を味わってしまった。