誰にも言えない秘密の恋をしました       (この唄を君に捧ぐ)

翌朝、いつも通りの時間に心菜のスマホのアラームが鳴る。

ハッとして目が覚める。

蓮さんは?
隣で寝ていた温もりはあるのに、本人だけがい無い。

重い身体を無理矢理起こし立ち上がり、パーカーとズボンを履いて慌ててカバンのあるリビングに向かう。

そこにも蓮の姿は無く…。
どうしようと不安になりながらスマホを見ると、メールが届いているのに気付く。

蓮さんからだった。

『おはよう。
早く目が覚めたからプールでひと泳ぎして来る。心菜は好きに過ごしてくれていい。』

意外と体育会系なんだなぁと思う。
まだまだ蓮さんについては知らない事ばかり…。

そう思うと、昨夜の恥ずかしい体験を思い出して真っ赤になってしまう。
あんな事、世の中の男女は普通にしてるの⁉︎

蓮さんだから何をされても大丈夫だけど、他の人とは絶対不可能だ。

心菜はそう思い1人赤面して、風呂場に逃げ込む。

それに昨夜は最後までして無い訳で…きっともっと濃厚な世界があるのだから…。

果たしてその時私は平気で乗り越えられるのだろうか…。

シャワーを浴びて素早く洗い身体をバスタオルで拭く。
ふと目の前の鏡を見ると身体のあちこちに赤い跡が花びらのように散っていた。

これ…噂に聞くキスマーク…。

ぺたんと座り込みしばらく固まる。

あっ、こんな事してられ無い。蓮さんに朝ご飯作らなくっちゃ。

ハッとして、パタパタと服に着替えキッチンに急ぐ。