(心菜side)
帰りの車内は2人共、言葉少なく少し寂しさが漂う。
私は車窓から流れ行く夜景を観ながら、明日からの事に思いを馳せる。
一緒にいる時間が長いほど離れ離れになる事が寂しいと思ってしまう。
今までどうして平気でいたのだろうと思う。
今夜だって家に着いたらさようならがちゃんと出来るだろうか…。
そう思うだけで、鼻の奥がツンとしてくる。
蓮さんにバレないようにそっと鼻を啜る。
「心菜、眠かったら寝てくれて構わない。
明日も朝、早いんだろ?」
「全然眠く無いです。
それよりも蓮さんが心配です。運転疲れませんか?」
普段はかけていないメガネをかけて運転してるから、目が疲れないのかなと心配になる。
メガネ姿もサマになってカッコイイ。
しばらく見惚れてしまう。
「何?」
蓮さんにチラリと視線を投げかけられて、ドキッとする。
「えっと…メガネ姿初めて見たので、ちょっと見慣れなくて…。」
変に言い訳してしまう。
「視力はそんなに悪くないけど、乱視が入ってて光の反射が強いから夜だけメガネが必要なんだ。」
「そうなんですね。じゃあ、疲れちゃいますよね。少し休憩しませんか?」
本当に心配になってきて、少し強引にでも休んで欲しいと誘う。
「分かった。次のサービスエリアで休もう。」
蓮さんがそう言ってくれて安心する。
帰りの車内は2人共、言葉少なく少し寂しさが漂う。
私は車窓から流れ行く夜景を観ながら、明日からの事に思いを馳せる。
一緒にいる時間が長いほど離れ離れになる事が寂しいと思ってしまう。
今までどうして平気でいたのだろうと思う。
今夜だって家に着いたらさようならがちゃんと出来るだろうか…。
そう思うだけで、鼻の奥がツンとしてくる。
蓮さんにバレないようにそっと鼻を啜る。
「心菜、眠かったら寝てくれて構わない。
明日も朝、早いんだろ?」
「全然眠く無いです。
それよりも蓮さんが心配です。運転疲れませんか?」
普段はかけていないメガネをかけて運転してるから、目が疲れないのかなと心配になる。
メガネ姿もサマになってカッコイイ。
しばらく見惚れてしまう。
「何?」
蓮さんにチラリと視線を投げかけられて、ドキッとする。
「えっと…メガネ姿初めて見たので、ちょっと見慣れなくて…。」
変に言い訳してしまう。
「視力はそんなに悪くないけど、乱視が入ってて光の反射が強いから夜だけメガネが必要なんだ。」
「そうなんですね。じゃあ、疲れちゃいますよね。少し休憩しませんか?」
本当に心配になってきて、少し強引にでも休んで欲しいと誘う。
「分かった。次のサービスエリアで休もう。」
蓮さんがそう言ってくれて安心する。