あなたと出会えて…

さっき引っ込めたばかりの涙がまた、流れ出てこようとした。


(だめ…。出てこないで…!!)


必死に涙を出さないようにした


そのおかげで、何とか流れることはなかった



だけど、気が緩んだらきっとすぐにでも流れ出てくる


だから私は、先生に具合が悪いと言って保健室に行かせてもらった


(保健室で少しだけでも休もう…)


心のなかでそう思いながら、足早に保健室に向かった






――――翼がずっと見ていたとも知らずに…


「失礼します…」