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今日はグランツ様と約束したデートの日です。
昨日は楽しみすぎて、眠れませんでした。
しかも今日は仕事用の騎士服では無く、動きやすく可愛らしいミモレ丈の青色のワンピース。こんな服を着て、グランツ様と外を歩く日が来るなんて……。
ウキウキしながら玄関へとやって来ると、目の前に大きな馬が……。それを愛おしそうにグランツ様が撫でていた。グランツ様の愛馬スパークは美しい毛並みを撫でられ、嬉しそうにしている。
ああ……私も撫でられたい。
リリアーヌは両手を口元に当て、呟いた。
「尊い……」
クラクラとしながらグランツ様を見つめていると、リリアーヌが来たことに気づいたグランツが大股でこちらへとやって来た。
「リリアーヌ、今日も可愛らしいな。空から妖精が舞い降りたかのようだ」
ひゃーー。
グランツ様がこんな事を言うなんて。
グランツ様こそ今日は簡単な白のシャツにパンツスタイルだというのに、精悍な顔立ちと筋肉がまるで装飾品の様でとても格好いい。
「あの……グランツ様もとても素敵です」
「そうか……」
グランツ様と二人で褒め会いながら照れ合っていると、サラからコホンッと咳払いが聞こえてきた。
「旦那様、リリアーヌ様、イチャつきたいのは分かりますが、早く出かけられた方が良いのでは?そのままですと夕方になってしまいますよ」
「サラったらそんな事あるわけないじゃない」
「いえ、旦那様はこのまま屋敷に戻ってイチャイチャしたいご様子ですよ」
え……?


