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「リリアーヌ様お疲れ様です」
そう声を掛けてくれたのはルーニだった。
「ルーニお疲れ様です」
「これから団長の所ですよね……?」
「……?……そうだけど?」
「その……今は……えっと……行かない方が……」
いつもニコニコと人懐っこい笑顔を見せるニールの顔が曇っている。
「私が行くと、何かまずいことでもあるの?」
そう聞くと、ルーニは黙ったまま視線を逸らしてしまった。
どういうこと?
オロオロとしていたルーニと別れたリリアーヌは、グランツ様の執務室へと向かった。すると執務室の扉が開かれているのが見えた。
来客中?
扉が開いていると言うことは女性?
この国で未婚の女性を部屋に招き入れる際は、部屋の扉を開けておく。何かあったときに女性が逃げられるようにと、声を上げた時にすぐに駆けつけることが出来るからだ。
ゆっくりと執務室へと近づいていくと部屋の中から女性の声が聞こえてきた。
「あなたを信じています」
この声は……ローズ様?


