「――なーに、やってんの?」 美里とケーキを食べながら話していると、綾人がやってきた。 「あ、本山くん。お疲れ様、あのね、百々ちゃんが交流サイトに登録したんだよ。ね?」 「うん、綾人も私がいると彼女出来ないでしょ? 私も、綾人離れしなきゃって思ったから」 「そうだな、俺もそうがいいって思ってた」 私はその言葉にショックを受けて紅茶を飲み干した。なんだか、言葉が出てこなくて「急用思い出しちゃったから、帰るね!」と言い彼を待っていたはずなのに先に帰ってしまった。