「クアトリーは極寒の地です。物資も届きづらく、交易商人も年に数えるほどしか現れません。作物は育てにくいし、いつ侵略者がやってくるかわからないので、ゆっくり海で漁をすることもできません。もっとも、魚はあまり取れないんですけど……。そんな場所なので、いつもぎりぎりの生活なんです。私が中央に来て一番驚いたことがなにかわかりますか? 食事に生の野菜があったことです。それに果物も!」
前のめりになりながら、リティは興奮気味に語る。
前のめりになりながら、リティは興奮気味に語る。

