辺境の貧乏令嬢ですが、次期国王の王妃候補に選ばれてしまいました

 自分の話ではないのに、リティは誇らしくなった。

「となると、あなたの祝福もご家族に負けない見事なものなのだろうな。教えてくれるか?」

 当然の流れとはいえ、話を振られてしまう。

 一瞬口ごもったリティは、もうランベールと目を合わせられなかった。

「……花を、咲かせることができます」

「なに?」

「私が与えられた祝福は、花を咲かせる能力です」

 今度は顔を上げ、はっきりと告げる。