「失礼ですけど、ティルアーク家のお名前は初めて聞きました。どこからいらっしゃったんですか?」
「クアトリーよ。北東の海に面した小さな領地なの」
「海……。見たことがありません。湖ではないのですよね」
「たぶん? 私は逆に湖を知らなくて」
そう言ってリティは窓の外へ目を向ける。
「だからここに来たとき、驚いちゃった。湖に囲まれた城なんておもしろいのね」
エモニエ国の王族が住まう城は、文字通り湖の真ん中にある。
長い石造りの橋を経由しなければ、王都にもいけない変わった造りだった。
彼女たちが今いるこの候補者用の邸宅も城の敷地内にあるため、窓からは広い湖がよく見えた。
「クアトリーよ。北東の海に面した小さな領地なの」
「海……。見たことがありません。湖ではないのですよね」
「たぶん? 私は逆に湖を知らなくて」
そう言ってリティは窓の外へ目を向ける。
「だからここに来たとき、驚いちゃった。湖に囲まれた城なんておもしろいのね」
エモニエ国の王族が住まう城は、文字通り湖の真ん中にある。
長い石造りの橋を経由しなければ、王都にもいけない変わった造りだった。
彼女たちが今いるこの候補者用の邸宅も城の敷地内にあるため、窓からは広い湖がよく見えた。

