辺境の貧乏令嬢ですが、次期国王の王妃候補に選ばれてしまいました

 リティには光たちがなにを言っているのか理解できなかった。

「でも……私が願ったらちゃんと花が咲くのよ」

『時を溶かして進めているだけに過ぎない』

『あなたが永遠を願った花は、いつまでも朽ちずに残っているでしょう? それは永遠に時を凍りつかせたからよ』

 リティは実家の小さな花畑を思い出した。

 どんなときでも咲き続ける美しい花々は、たしかにリティが幼い頃永遠を願ったものだ。

「また私が願えば、この時間が動き出すのね?」

『ああ。だが、その前に……』

 青い光がふわりと飛んでブランシュの肩に止まる。