「……父君が暗躍していると便利だな。すべて筒抜けか」
「なにをするか知っていても、準備に取り掛かる時期はほかの候補者と合わせました。不正で妃に選ばれても、わたくしが優秀だと言えないでしょう」
「私、フィーのそういうところが好きだな。尊敬してるの」
「褒めてもなにもあげないわよ」
そう言いながらも、デルフィーヌの頬はしっかり緩んでいる。
今まではずっと気を張っていただけで、本来はこのくらい顔に出やすいようだ。
「試験を罠として使うのなら、わたくしが表立って動きましょう。リティはおそらく脱落させられるでしょうし、裏方に回ってもらうわ」
「なにをするか知っていても、準備に取り掛かる時期はほかの候補者と合わせました。不正で妃に選ばれても、わたくしが優秀だと言えないでしょう」
「私、フィーのそういうところが好きだな。尊敬してるの」
「褒めてもなにもあげないわよ」
そう言いながらも、デルフィーヌの頬はしっかり緩んでいる。
今まではずっと気を張っていただけで、本来はこのくらい顔に出やすいようだ。
「試験を罠として使うのなら、わたくしが表立って動きましょう。リティはおそらく脱落させられるでしょうし、裏方に回ってもらうわ」

