辺境の貧乏令嬢ですが、次期国王の王妃候補に選ばれてしまいました

「昨夜もまた封印に反応があった。その何者かは、以前よりも積極的に炎の間に侵入しようとしている。それで怪しい者を捕らえるために、警備兵を増やした上でジョスランと見回っていたんだが、昨日はそれが功を奏したな」

 リティは以前にも、ランベールがジョスランとふたりで鳥舎に現れたのを思い出した。

 雛の誕生を見たかったのかと思っていたが、おそらくはあれも見回り中の出来事だったのだ。

「リティを襲った騎士からは情報を得られなかった。これ以上、呑気に相手の出方を待っているつもりはない。こちらから打って出たいが、協力してくれるか?」

「わたくしでよければ」