辺境の貧乏令嬢ですが、次期国王の王妃候補に選ばれてしまいました

「これまでの事件でしたら、わたくしもルビエ家もかかわっていないと誓えますわ。父は臆病者ですから、そこまで大それた真似はできません。毒も、わたくしが使えないのを知っていて、覚悟を決めさせるために送ったのでしょう」

「そんなことをする必要などないのにな。だが、咎められない。それほどルビエ家はこの国において力を持ってしまった」

 今はリティもその言葉の意味がわかる。

 エモニエの四大家門の中で一番広大な土地を収め、国に尽くしているのがルビエ家だ。

 領民の数も領地の大きさに比例して多く、小さな国と呼んでも差し支えない。