辺境の貧乏令嬢ですが、次期国王の王妃候補に選ばれてしまいました


「私はブランシュと友だちなのよ! それなのにどうして毒なんか飲ませなきゃいけないの!?」

 叫ぶリティだったが、それは新たな攻撃手段のひとつにしかならなかった。

「そういえばこの間の試験で最初に倒れたのって、ニナじゃなかったっけ?」

「言われてみれば……。薬草には詳しいのにおかしいと思ったのよ」

「あれも同じ部屋なら、いくらでも毒を仕込めたんじゃないの?」

「その前もゴーレムに直接襲われたのはエリーズだったわよ。たまたまリティがその場にいたんじゃなかった?

 いつの間にか少女たちはリティと距離を取っていた。