辺境の貧乏令嬢ですが、次期国王の王妃候補に選ばれてしまいました

「難しい質問をなさらないでください。正直に答えたら不敬だと叱られてしまいそうです」

「つまり鳥丁のほうがいいんだな。ひどい候補者もいたものだ」

 笑ったランベールにつられてリティもくすりと笑い声を漏らした。

 そんなリティをランベールの穏やかな眼差しが包み込む。

「……よければ、戦鳥に乗せてやろうか?」

「えっ! いいのですか!」

 興奮気味に言ったリティを、またランベールが笑う。

「ほかの候補者には言わないでくれ。君以外を誘うつもりはないから」

「それは光栄ですね。殿下に戦鳥が好きだとお話してよかったです」

「……そうだな」