黙っていられずに続けると、さすがにデルフィーヌが気づく。
デルフィーヌはリティを見た瞬間、上品に顔をしかめた。
「勝手に人の書きつけを見ないでちょうだい」
「ごめんなさい、目に入ってしまって。ねえ、そこに書いてある内容は青いインクで書かれていた本のものじゃない?」
「だとしたら、なんだと言うの?」
「あれは古いほうの本なのよ。新書版がたしか……ちょっと待っていてね」
リティはきびすを返し、もと来た道を戻った。
しばらくして茶色い装丁の本を持ってくると、デルフィーヌのそばに置く。
「同じ著者の本よ。こっちが後に書かれているから、内容にも違いがあるの」
デルフィーヌはリティを見た瞬間、上品に顔をしかめた。
「勝手に人の書きつけを見ないでちょうだい」
「ごめんなさい、目に入ってしまって。ねえ、そこに書いてある内容は青いインクで書かれていた本のものじゃない?」
「だとしたら、なんだと言うの?」
「あれは古いほうの本なのよ。新書版がたしか……ちょっと待っていてね」
リティはきびすを返し、もと来た道を戻った。
しばらくして茶色い装丁の本を持ってくると、デルフィーヌのそばに置く。
「同じ著者の本よ。こっちが後に書かれているから、内容にも違いがあるの」

