辺境の貧乏令嬢ですが、次期国王の王妃候補に選ばれてしまいました

 同室の候補者が三人も残っているのはリティの部屋だけだ。

 それもきっと、次の試験までの話になる。



 勉強の時間を済ませると、次の試験に向けた作戦会議が始まる。

 リティたちの班はまず最初に調べ物を行っていた。

 農業や料理といった、リコバに関係しそうな事柄に着手した経験のない令嬢たちが額を突き合わせたところで、思いつく内容には限界がある。

 だから先に実について知識を得てからにしよう、とリティが提案したのだった。

 無策で突っ込んでも戦いには勝てないと、彼女の父や兄たちが言っていたからである。