辺境の貧乏令嬢ですが、次期国王の王妃候補に選ばれてしまいました

 鳥舎の手伝いに行けないリティは、勉強がうまくいかないもやもやを発散できず苦しんでいたが、それも次の試験が発表されるまでの話だった。

「それにしても、次の試験はどうなるんだろうね」

 機嫌を直したニナが、ベッドに座って脚をぶらつかせながら言う。

「みんな別の班になっちゃったし。あーあ、デルフィーヌと一緒がよかったな。そうしたらなんの心配もなさそうだもん」

「わたくしを頼ろうとしないでちょうだい。たとえ同じ班になったとしても、あなたに楽をさせるつもりはないわ」

 今回の試験は個人の戦いではない。