辺境の貧乏令嬢ですが、次期国王の王妃候補に選ばれてしまいました

 喜ぶ気持ちは出さず、心の中に留めておく。

 少しずつ候補者が減っている今、この中に不合格者がいてもおかしくはない。

(みんなはどうだったの……?)

 おそるおそるほかの三人の表情を確認する。

 それぞれ中身を確認していた少女たちは、一様に安堵を浮かべていた。

「今回の試験では優れた者とそうでない者の差がはっきりとわかれました」

 封筒を持ってきた女性が言い、デルフィーヌに目を向けてからほかの三人を見た。

「最も優秀な結果を収めたのはデルフィーヌ様です。そして、次点はリティシア様でございました」

「私……?」

 思わずリティは声をあげていた。