辺境の貧乏令嬢ですが、次期国王の王妃候補に選ばれてしまいました

 ロベールに後押しされて来たからかもしれないし、既に目的を果たしたと思っているからかもしれなかった。

「そういえば、気になっていることがあったんです」

 ランベールにおもしろがられているように感じ、リティは話を逸らそうと別の話題を出した。

「なんだ?」

「殿下はこの妃選びをどうお考えですか?」

「……どう、とは?」

 質問の仕方を間違えたのか、空気がひりつく。

 リティは一瞬自分の発言を引っ込めようかと思ったが、誤解されたくなかったため、ためらいがちに話を続けた。