辺境の貧乏令嬢ですが、次期国王の王妃候補に選ばれてしまいました

 咄嗟に素の反応をしてしまったのか、ランベールが不自然に咳き込む。

「……あなたは戦鳥が好きなのか?」

「はい!」

 今度はリティが取り繕うのを忘れる番だった。

 好きな話題になったことで前のめりになり、目を輝かせて今日までの日々を語る。

「殿下にお会いするまでの間、毎日鳥舎に通っておりました。殿下はご存じですか? あの子たち、首の羽毛よりお尻のほうがもっふりしていて温かいんです……!」

 ランベールが勢いよく噴き出した。

 純粋に感動を伝えたかったリティは、肩を震わせながら笑うランベールを見て不思議そうな顔をする。