辺境の貧乏令嬢ですが、次期国王の王妃候補に選ばれてしまいました

「ニナも遊びに来たら? お世話する三人以外は誰もいないし、候補者の子も全然来ないから」

「まあ、みんな行かないのは当たり前かもね。戦鳥って怖くない? 羽でできたクッションとかベッドは好きだけど」

「怖くないわ。みんないい子だし、もふもふで気持ちいいの」

 極上の手触りを思い出し、うっとりしながらリティはエリーズにも目を向ける。

「エリーズもいつでも来てね。癒やし効果絶大よ」

「動物はあまり得意じゃなくて……。ごめんなさい」

「気にしないで。謝るようなことじゃないわ」

 そう言ったリティのもとにいそいそとニナがやってくる。