辺境の貧乏令嬢ですが、次期国王の王妃候補に選ばれてしまいました

そして最も好意的だった若い鳥丁がリティに笑いかけた。

「今日はこのあと、お暇ですか? もし時間があるのなら、この子たちの羽を磨いてやってください」

 それを聞いたリティの顔がぱあっと明るくなる。

「ぜひやらせてください!」



 やることを見つけてからのリティは、生き生きした毎日を送るようになった。

 早起きをして朝食を終えると、その足でまず鳥舎に向かう。

 そして餌やりを手伝い、鳥丁たちと談笑しながら掃除をし、昼食の時間まで好きなだけ鳥と過ごした。

 昼は鳥たちが昼寝をする。

 それを邪魔しないよう、リティは図書室か薬草園で勉強を始めた。