辺境の貧乏令嬢ですが、次期国王の王妃候補に選ばれてしまいました

 戦鳥は人間に使われるための生き物である。

 気性の荒さもあり、基本的には愛情を注がれる存在ではない。

 リティは感心されているとも知らず、はっと気づいた様子で三人を見て軽く頭を下げた。

「お仕事中に突然お邪魔して申し訳ありません。つい、興奮してしまって……」

「お顔を上げてください。まさか妃候補のご令嬢が遊びに来るなんて思いませんでしたよ。そんなにお好きなら、ぜひこれからも遊びに来てやってください。こいつらもリティシア様になでられるのが気に入ったようですから」

 その声に賛同しているのか、繋がれた戦鳥たちが一斉に歓喜の声をあげる。

(遊びに来ていいの? 毎日? 好きなだけ?)