辺境の貧乏令嬢ですが、次期国王の王妃候補に選ばれてしまいました


「今後について、こちらに予定が記されております。よく確認の上、指定された日時には絶対遅れないよう」

「ありがとうございます」

 なんだろう、と思いながらリティは封筒を受け取った。

 部屋の中を覗くと、デルフィーヌやニナ、エリーズもそれぞれ同じものを持っている。

「既に案内人から聞いているかと思いますが、ここにいる間は自由に過ごしてもらってかまいません。また追って連絡をしますので、それまで模範的な妃候補として生活してください」

 女性はそう言うと、四人を順番に見て立ち去った。

 リティは部屋の扉を閉め、自分のベッドに向かいながら封筒の中身を取り出す。