辺境の貧乏令嬢ですが、次期国王の王妃候補に選ばれてしまいました

「あのパーティーも試験の一種だったみたい?」

 それを聞いて、リティの向かいの席に座っていたエリーズが目を丸くする。

「どういう基準で選ばれたんでしょう」

 エリーズが周囲を見回し、不思議そうに首を傾げる。

「かなり強力な祝福を明かした方がいましたが、どうもいないようですね」

「能力の強さで選ばれたんだとしたら、私はとっくに返されていると思うわ」

 リティがとろみのある乳白色のスープにパンを浸しながら言った。

「でも……そうね。殿下はかなり公平な方のようだし、昨夜の段階でふさわしくない候補者を選別していたのかも。能力の有無や家柄は関係なく」