にしても、
「うわぁ…」
バッサリだなぁ…
初めて見たよこんな女の子の差し入れを悩みもせず「いらない」なんて言う人…
女嫌いって話は本当だったんだ…
でもそれで女の子の反感を買わないだろうか。
「そ、」
ごくり。
「そんなクールなところも素敵〜!」
「ほんと硬派よねぇ…それがかっこいいんだけど!」
「ああいう眼もかっこいいなんてずるいよね…!」
どうやら杞憂だったみたいで、女の子達に反応にほっと胸を撫で下ろした。
司先輩もだけど、あの眼を向けられてもかっこいいなんて言えるファンの子達も中々の強者だなぁ…
それもいい!と言っている女の子達に当の本人は少し引いていた。
そんな顔する?と思いながらもいや正常な反応か…と失礼ながらも納得していると、先輩とまた目が合った。
司先輩は私の顔を見てさっきまでの不機嫌な顔はどこへやら少しほっとしたような表情を浮かべて、こちらに駆け寄ってくる。
「お疲れ様です!」
「その『お疲れ様』に色々込められているような気がするのは気のせいか?」
「あはは、気のせいですよ!」
胡乱げな目を向けられたけど適当に笑って流した。
「まぁいいけど、それはそうとちゃんと見てたか?」
「はいかっこよかったです!」
「…そうか」
そう言うと嬉しそうに笑った先輩。
あとげないその笑顔を見て、さっきまでの走っていた時の新鮮な顔を思い出して、そのギャップで胸がキュンとした。
「うわぁ…」
バッサリだなぁ…
初めて見たよこんな女の子の差し入れを悩みもせず「いらない」なんて言う人…
女嫌いって話は本当だったんだ…
でもそれで女の子の反感を買わないだろうか。
「そ、」
ごくり。
「そんなクールなところも素敵〜!」
「ほんと硬派よねぇ…それがかっこいいんだけど!」
「ああいう眼もかっこいいなんてずるいよね…!」
どうやら杞憂だったみたいで、女の子達に反応にほっと胸を撫で下ろした。
司先輩もだけど、あの眼を向けられてもかっこいいなんて言えるファンの子達も中々の強者だなぁ…
それもいい!と言っている女の子達に当の本人は少し引いていた。
そんな顔する?と思いながらもいや正常な反応か…と失礼ながらも納得していると、先輩とまた目が合った。
司先輩は私の顔を見てさっきまでの不機嫌な顔はどこへやら少しほっとしたような表情を浮かべて、こちらに駆け寄ってくる。
「お疲れ様です!」
「その『お疲れ様』に色々込められているような気がするのは気のせいか?」
「あはは、気のせいですよ!」
胡乱げな目を向けられたけど適当に笑って流した。
「まぁいいけど、それはそうとちゃんと見てたか?」
「はいかっこよかったです!」
「…そうか」
そう言うと嬉しそうに笑った先輩。
あとげないその笑顔を見て、さっきまでの走っていた時の新鮮な顔を思い出して、そのギャップで胸がキュンとした。
