司先輩、甘すぎです…


「まさか今日って、司先輩のクラスと合同授業だったんですか!?」
授業が被るなんて、これは時間割を考えてくれた先生に感謝しなければ…
また話せるの嬉しいな…

「朝のHRで担任が言ってたはずだけどな…さては、お前聞いてなかっただろ。」
「うぐっ、いやその時は眠くてですね…」

窓側の席だから日の光が当たってあったかいんだよね…

「言い訳無用。まぁ、その話は置いといて、俺とペア組まない?」
「え、いいんですか?」

思ってもみない提案に、質問を質問で返すと「それは俺のセリフ」と笑いながら先輩が頷いた。

「じゃあ、お願いします!誰を誘おうか迷ってたので助かりました。」
「ん、ならよかったわ。」

よし、これでペアは決まったし測定頑張ろう!
そう意気込んでいると、先輩に「今から戦場にでも行くのか?」とからかわれてしまった。

最初は50m走…
前半と後半をじゃんけんで決めたところ、私は負けてしまって前半になった。
走るのはそんなに苦手じゃないし、とりあえず去年よりも記録縮められるように頑張ろう!
記録用紙を先輩に預けてスタートラインに立つ。
隣のレーンには音がいて、これは音がぶっちぎりでゴールかな…と思いつつ、先生の号令を聞いて走り出した。