周りの女の子はそれを見て私に微笑んでくれたんだ!いや私に決まってるでしょ!?と言い争いをしている。
私は居た堪れなさで思わず視線を逸らした。
なにあれ、女の子ってこわ…
というか、なんであんなアイドルみたいにファンサ振りまいてるんだろう…あの人。
しかも、なんで微笑まれたの?私。
優衣達に呼ばれて、不思議に思いながらもそちらに向かう。
「朝、担任の先生から言われたと思うが、今日は2年生と合同授業だ。ペアを作って体力測定を行なってもらうが、2年生と組んでもらっても構わない。測定はちゃんと記録をとっておくように。以上。」
体育の先生から淡々とそう言われて、授業がスタートした。
「ペアの人どうしよ…」
そう呟くと
「私と音とくめばいいじゃん。」
「3人で組めばいい」
優衣と音が当たり前のようにそう言った。
「いやペアだから3人は無理だって。優衣と音が組んだらいいよ、私は他の子と組むし!」
そう提案したのにあからさまに不満げな顔をされた。
だけどそんなことは気にしてる場合じゃない。
とりあえず、春ちゃんとか他の子を誘おう…
そう思って優衣達から離れてあたりを見回していると、後ろからポンポンと肩を叩かれた。
「よう。」
「え!?司先輩!?」
振り向くとそこには私の反応を見て楽しそうに笑っている先輩がいた。
