「…あれ、なんか人多いね?」
この学園の体育の授業は1クラスごとだったはずなのに、明らかにグラウンドに集まっている生徒の人数が多い。
「はぁ、何言ってるの、朝H Rで2年生と合同授業だって言ってたでしょ?」
「え?そうだったっけ?」
「…聞いてなかったでしょ。」
だって〜と言い訳を並べながら、周りを見渡してみると少し離れたところで何やら人だかりが出来ていた。
なんだろ…?
そう思って目を凝らすと、すごくかっこいい男の子達が女の子に囲まれていた。
みんな背が高いし、騒がれていてもうアイドルとほぼ同じ扱いだ。
「うわ、すごい…先輩かな?」
女の子の中にうちのクラスのクラスメイト達も混ざっていて、そんな有名人なのかな?
疑問に思いながら見ていると、そのイケメン集団の1人とバチっと視線が合った。
「え。」
ミルクティーブラウンのの髪の毛をセンターパートにした王子様のような人。
その王子様は私を見て、薄い紫色の瞳を細めながらにこっとお手本のように微笑んだ。
うわ…イケメン…!
