司先輩、甘すぎです…


そんな少し一悶着あった朝を過ごして、今は3時間目。

「体力測定か…」

時間割で次の授業を見ると体育でしかも体力測定をするらしい。
思わず漏れたため息に気付いた優衣が話しかけてくる。
「何?体力測定自信ないの?」
「いや〜まぁ別にそこまで運動得意じゃないし…」
「私は長座体前屈今年こそは30いってみせる!」
「優衣は本当に体硬いよね。」
そこまで体硬いのはだいぶ珍しいんじゃないかな?というか、30は普通にやってもいくはずなんだけどな?

「むぅ、仕方ないじゃん。体の柔らかさなんて今まで必要なかったんだもん!」
「いや、体の柔らかさは舐めたらダメだぞ。体が硬いと怪我しやすくなったり、疲れやすくなるからな。」
音が話に入ってきて真面目にそう話す。

「えーまじ!?ストレッチとかしようかな…?」
「そうしといた方がいい。」
「保健体育100点の音に言われると説得力あるな…」
しかも、音は中学のとき体力測定ほとんど評価10だった気がするし…
「ふふん、だろ?もっと敬ってもいいぞ?」
胸を張って嬉しそうにする音に可愛さのあまり思わず、優衣と2人で頭を撫でた。
そんな風に話しながら体操服に着替えて、グラウンドに向かう。