司先輩、甘すぎです…


そう思いながらもオススメの商品を紹介してもらっていると、
「あのさ〜、2人は付き合ったの?」

突然、超特大爆弾が落ちてきた。
途端、ザワっと教室の空気が変わる。
みんなの視線が痛い…
顔を上げると、そこにはトレードマークのオレンジ色の髪を揺らして、翡翠色の瞳を細めてにっこりと笑う男子生徒がいた。
彼の名前は一ノ瀬日向くん。
クラスメイトであり、凌くんの親友らしい。
というか…

「何言ってるの?そんなわけないじゃん。」

さっきの爆弾発言に呆れた表情を向けてしまうが、これも致し方ないと思う。
凌くんと私がって…どう考えてもあり得ないでしょ。
そもそも凌くんとは仲のいい兄妹みたいなもので…

「そ、そうだぞ!別に俺ら付き合ってねーし…」

凌くんも何故だか顔を赤らめて、私と同じく否定するが、教室中の視線は一向にこちらに向いている。
目立ちたくないのに…なんてことをしてくれたんだ、一ノ瀬くん!!