本当になんだったんだろう?
…ハッ、もしかして…
優衣と音のこと聞きたかったのかも…!
でも恥ずかしくて声かけられなくて、一緒にいた私の名前聞いちゃったんだ!
なるほど…なんか可哀想なことしちゃったかもなぁ…
まぁ過ぎてしまったことは仕方ない。
とりあえず、クラス分けが最優先!
「2人と一緒のクラスになれるかな?」
ちょっとだけ不安だ…小学校からずっと
クラスが2人と一緒だったから、今回も一緒になれるかな?
いやいや、でもそんな偶然続くわけないしなぁ…
それに今更だけど、ちょっとおかしいよね?小学校からずっとクラス同じって…
そんなことを考えていると、
「大丈夫!同じクラスだから!」
そう言い切って、意味深な笑みを浮かべている優衣。
なんでそんなに自信満々なの?
そう思ったけど、言わないでおいた。
なんか怖いから…あんまり知らない方がいいかもだし。
クラス発表を見ながら、自分の名前を探す。
えーっと、橘美琴は…あった!
「私は1年1組!優衣と音は!?」
私は2人に恐る恐る尋ねる。一緒じゃなかったらどうしよう…
「「ふふっうちらも1年1組だよー!!」」
嬉しそうに笑った優衣と音。
1年1組ってことは…同じクラスってこと!?
「や、やったー!!2人とまたI年間一緒に過ごせるんだねー、嬉しい!」
思わず大きな声で喜んでしまう。他の人が見てるけど…今は優衣と音と一緒にいられることが嬉しいし、問題なし!
