「こんなとこに新入生のお前がいるとわかれば、大騒ぎになるぞ。」
たしかにそうだ。
「よし、行くか。」
そう言ったイケメンさん。
え?どこに?
「お前はちょっと休んだ方が良い。顔色が悪い。」
そう少し顔をしかめたイケメンさん。
そうなの?
気づかなかった。
「だから、誰もいないとこ行くぞ。」
どこかへ向かって歩き出す彼。
あ、れ?
急にまぶたが重くなった。
なんだか、安心するなぁ…彼の腕の中は。
あたしはいつのまにか眠りに落ちていた。