司先輩、甘すぎです…

「入学してからはや1ヶ月。もうこの学園にも慣れてきた頃だろう…ということで、今週から体験入部始まりまーす!」
HRで目を輝かせて担任の宮村先生が明るく話し始める。
なんでそんなに先生の方がやる気なの?
とは思いつつも、配られた詳細の紙と仮入部届を見る。

「体験入部は主に2週間!ここで入る入らないは自由だ、部活は強制じゃないからな〜。あと、体験はいっぱいしとけよ〜結局入部しなくても、先輩なら許してくれるからな〜」
あ、運動部は別だけどな!と先生が最後に軽口を叩いて、HRは終わった。

「部活かぁ…」
頬杖をついて各部活についてまとめられた紙を読みながら、どうするか考える。
入るかはわかんないけど、どうせなら体験したいなぁ…
あ、この茶道部とか良さそう、美味しいお茶とお菓子食べれるなんて最高じゃん。
あとはー、
「なぁ」
隣から声をかけられて顔を向けると、どこか緊張しているような表情をした凌くんがいた。